雑記11

人生というか、記憶というものが断片的であるのは救いなんだなと思う。

人は今までの自分の人生というものをなにかと一つのずっと絶え間なく続いてきた物語だとおもいがちだけれど、おそらく実際は断片的な思い出でしかなくそれを頭の中で再編集しているのだけなのだろうな。

 

 

僕は花を飾るということをしないし似合わない人間なのだけれど、この前満開の桜道を歩いていたら剪定をしているおじさんたちがいて、花がまだ咲き誇っている枝を切り落としてしまっていた。

なんだか少し寂しく思った僕は、断ってその枝を3本ほど持ち帰って水差しに生けた。とても綺麗で家のなかに春が吹き込んできたようで、当初はうれしかった。でも毎日その姿を見るたびによりもっと寂しい気持ちが募ってしまった。新緑の若葉の芽吹いてきていたのに。

枯れゆくしかない植物を見るのは心苦しい。いくら綺麗でも。

 

 

仕事にはまだ慣れない、から足りない頭がいっぱいになって普段の発見やら考えていることの密度や深度がなくなってしまった。もうちょっと慣れたら両立できるのかな。