浄土寺浄土堂について
先週、弾丸で関西に行ってきた
木造住宅を担当していることもあり、木加工について勉強したいと思い、なら道具を知らなくてはと思い、本を買い、実物を見なくてはと思って出発2日前に竹中大工道具館の存在を知り、飛行機のチケットを取った
今はプレカット全盛の時代だから、すべて手で木を刻むことはないのだけど、過去を知ることは未来と今を考えることなので行くしかないなと思ったのだ。
そしてどうせ神戸に行くのなら、ずっっっと行きたかった浄土寺浄土堂に行くしかないと思いたってしまった
現地で車を借りて1時間かっ飛ばして小野市、小高い丘の上にその国宝はあった
写真撮影禁止なので堂内の写真は撮れなかった
感動のあまり、かつ自分の体と目に焼き付けるために1時間半、居座ってしまった
めちゃめちゃいいんだろうな、とは思っていたが、まさか個人的国内建築ランキング1位を塗り替えるとは思っていなかった(それまでの1位は海の博物館/内藤廣)
簡潔に言うと、現代建築家の誰ひとりも重源に勝てていないとすら思った(個人の感想です)
空間のダイナミズムと繊細さの同居、寸法体系の必然性、装飾の無駄のなさ、夕陽を介した空間演出
説明可能であるのに感動し、心を揺さぶる空間
とにかく、行ってみてほしい
僕も言語化するにはほかの空間を体験しながらゆっくりと噛み砕く必要があるのでうまく伝えられない
ひたすらに感動した
行かないとわからない
秋分の日前後の晴れた夕方に行くべし
素晴らしすぎるので写真を載せることさえ野暮だと思った
建築が好きな人、志している人はぜひ、いや必ず行ってほしい
【My New Gear】FUJICA ST801 (1972)
また、新たに買ってしまいました。
カメラのボディです。
現状メイン機はZENIT EMを使っているのですが、最近調子が悪くオーバーホールに出そうと考えており、その間の代替機兼サブの一眼レフを探してました。
そしたら出会ってしまったんです、FUJICA ST801と……
M42スクリューマウント(レンズ使いまわし可)、最高速シャッター1/2000、TTL開放測光(場合によっては絞り込み測光)、機械式シャッター、小型で軽量、そしてなんと安価……
もう個人的名機ですね。
サブカメラのつもりで買ったけどもはやメイン機の座を奪いに来ています。
ZENITの緊張感のある撮ってる感と、写りも好きなので甲乙つけがたいのですが。
とにかく、安価で高性能でいろんなレンズで遊べる素晴らしいボディです。
ぜひフィルムカメラ始めたい方にもお勧めできちゃいます。
久しぶりにカメラ関係で良い買い物をした……
2023.3 FUJICA ST801 (1972)+ CARL ZEISS TESSAR 50mm F2.8 M42
やっぱりモノクロは難しいですね……