雑記２

マンションはインフラである。

インフラストラクチャー ［7］ 【infrastructure】

経済活動や社会生活の基盤を形成する構造物。ダム・道路・港湾・発電所・通信施設などの産業基盤，および学校・病院・公園などの公共の福祉にかかわる施設が該当する。インフラ。 → 社会資本　（三省堂、大辞林より）

　字引はカテゴライズ的に謳っているが、スケールの話である。

スケール ［2］ 【scale】

①物事の規模。大きさの程度。 「 －の大きな映画」

②人の度量。ものの見方の広さや考え方の大きさ。 「 －の大きい人」

③物の長さや角度を測る目盛りをつけた器具。地図や図面の縮尺目盛り。

④はかり（の皿）。 「キッチン-－」

⑤音階。

⑥ボイラーの内側についた湯垢（ゆあか）。

⑦鋼材表面の黒色酸化鉄。（三省堂、大辞林より）

　規模。柱の寸法やスパン、高さや強靭さ。都市を支えるのであるから、建築的なスケールからはかけ離れる。都市を構成するために大地をけずり、河をせき止め、海を土地にする。決して「環境を破壊するべからず」の話をしているわけでなく、そのある種の土木の持つ暴力性、強さ、規模をマンションというものも纏っている。建築でありながら。「住宅」ではなく、「住宅施設」に見える。もっと引いて眺めると、（1/1000くらいのスケールで見れば）もはやとても大きな【なにか】のための柱なのかもしれない。